妊娠後期の葉酸摂取が赤ちゃんを喘息にする?

葉酸を妊娠後期にも摂取していると、赤ちゃんが喘息になるという話を聞いたことはありませんか?
オーストラリアの大学博士の研究によれば、妊娠後期に合成葉酸のサプリメントを過剰摂取(1日に1,000μg)し続けると、生まれてきた子供は3歳までに12%が喘息を、5歳までに肺障害を起こすということが分かりました。
また、妊婦さんが葉酸を食事から摂取していた場合には、生まれてきた子供のぜんそく発症リスクが高くならなかったことも分かりました。
この結果を見ると妊娠後期までに葉酸の摂取をやめようと思うかもしれませんが、この研究で注意したいことが2つあります。
1つは摂取した葉酸が化学合成葉酸のサプリメントなこと、もう1つは過剰摂取をし続けていることです。

 

葉酸のサプリメントには2種類あり、化学合成葉酸サプリメントと天然葉酸サプリメントに分けられます。
化学合成葉酸サプリメントはドラッグストアなどで手軽に購入でる、添加物を含んでいるサプリメントを言います。
一方、天然葉酸サプリメントとは、野菜などの天然のものから作られるサプリメントで、手間やコストがかかる分、化学合成葉酸サプリメントに比べて商品価格が高めです。
葉酸の場合は、化学合成葉酸の方が吸収率や利用率は高いですが、含まれる添加物が安全であるか確認して購入する必要があります。

 

妊娠中の貧血予防などに葉酸はとても大切な栄養素です。子供の喘息のリスクを高くしない為には、サプリメントの摂取量をきちんと守る必要があります。
葉酸は1日に1,000μg以内の摂取であれば過剰摂取とは言いません。食事と葉酸サプリメントの用量を守れば、過剰摂取の心配はありません。
妊娠中は葉酸不足になりやすいので、積極的に摂取するのが良いでしょう。
化学合成サプリメントか天然サプリメントのどちらを使用するかは、個人の考え方によって異なりますし、それぞれにメリットが存在します。
化学合成サプリメントであれば吸収率が良く、長期的な摂取を考えると低コストに抑えることが出来ます。
天然サプリメントは使用する原料が天然素材であることが安心ではあるものの、長期的な摂取だと高コストになってしまいます。
どちらも妊娠前〜授乳中まで長期にわたって摂取することが大切ですが、どちらを選ぶにしても必ず成分表示などを確認して安全なものであるかを確かめることが大切です。

 

・まとめ
結果から見ると、妊娠後期に葉酸を摂取すると子供が喘息になるというのは間違いです。
ただし、過剰摂取をするとそのリスクは高くなります。サプリメントは手軽に栄養を摂れることで非常に便利ですが、量を多くすれば短期間でその効果が現れるものではありません。
用法・用量を守ることが効果への一番の近道だと言えます。
また、先ほど紹介した研究では化学合成サプリメントが使用されていましたが、天然サプリメントなら良い結果を残せたと思うかもしれませんが、必ずしもそうとは言い切れません。
食事で摂取するなどが最善ですが、化学合成サプリメントの安い製品で葉酸を摂取するのも、よく確認をした上で安全だとみなせれば使用しても良いと思います。